ゲームについていろいろ考えるとこ

ゲームについて考えます。最近はDestinyの考察など

EpicGamesストア独占についての持論

最近AAA級のゲームがEpicGamesストアの時限専売として1年間独占されるという動向が流行ってます。MetroExodus、Division2がそうでしたし、Borderlands3は記憶に新しいですね。

 

これ何?と思う人もいるかも知れません。問題を簡単に説明します。

最近EpicGamesストアが広がりを見せ、ラインナップが増えています。これを受けてこれまでSteamプラットフォームで販売してきたフランチャイズのゲームの新作が、EpicGamesストア上で独占販売という形態が取られることが増えてきました。

これに対してゲーマーは激怒。本来無関係な同フランチャイズゲームの過去作レビューを荒らしたりしてます。

 

この問題について思うことがあるので書くことにします。

 STEAMの場合

Steamの基本的な仕組みについてです。こちらに詳細があります

Taxes FAQ (Steamworks Documentation)

Steam上でゲームを販売すると、一ヶ月ごとの収益をもらえるわけですが、その際に収益の一部をマージンとしてValveがもらい、残った分から税金分差し引いた額が最終的に出品者に渡ります。詳しい見方分かりませんが、上記やその他WEB上の情報によればSteamの収益の30%はValveに行くそうです。残り70%が出品者、つまりデベロッパーあるいはパブリッシャーへ行きます。悪くないような数字には見えますよね。パブリッシャーがSteamを選ぶ利点としては、おそらくその高い知名度があると思います。PCゲーマーのほとんどはSteamを利用しているでしょうし、ストアでの検索機能やコミュニティの機能も優れています。

 EPICの場合

一方EpicGamesストア。詳細はこちら

Epic Gamesストア | 概要

どうでしょう。トップページの時点でも魅力的だと思いません?

EpicGamesの徴収率はなんと12%!残りの88%がデベロッパーあるいはパブリッシャーに入るわけです。

まず事前に知っておくべき情報として、最近ゲームでよく使われるUnrealEngine4(行かUE4)というのは、このEpicGamesが開発し所有しているエンジンです。UE4は誰でも無料で使えるのですが、UE4で作ったゲームを販売しようとしたときに、UE4の使用量をEpicGamesに支払う必要があります。上記によると収益の5%です。つまりSteamでUE4を使用したゲームを販売した場合、収益は実質65%になります。

一方UE4を開発し権利を所有しているEpicGamesストアにUE4のゲームを出品した場合、その源泉徴収料が免除されるというのです。

上記にもありますが収益の比較画像があります。

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 緑のゲージがデベロッパーに入る収益です。青がUE4の分。

これで大丈夫なの?と思ったりもしますが、Epicは先程も書いたようにUE4の権利を所有しているので、これまでリリースされたUEのゲームの分の収益が大きいです。更に今ではFortniteという化物みたいなゲームがあり、デベロッパーとしての規模は凄く大きいのでしょう。これほど思い切った徴収率で出来るわけです。更にこれだけ利点があれば今後デベロッパーの需要を掻っ攫えます。SteamからEpicへシフトする兆しでしょう。

時限独占についてはよく分かりませんが、なにか特殊な契約でもあるかもしれませんね。認知度の高いフランチャイズや新作ゲームの販売となると、もしかするとEpicとパブリッシャーの間でなにか契約でもあるのかもしれませんね。これについてはただの憶測ですのであまり真に受けないようにお願いします。

 

怒れるゲーマー達

Epicの条件は文句のつけようもありません。自分がデベロッパーならEpicを選ぶでしょう。Fortniteの人気もあって認知度も高いですからね。

 しかしゲーマーには関係ありません。消費者は便利さを重要視するので、続けてSteamを使ってきた立場としてクライアント移行するのが嫌でしょうがないんでしょう。私もEpicで2本ほどゲーム買いましたけど、しょーじき面倒くさかったです。これまでSteamが一世を風靡していたので、所有ゲームの8割はSteamでした。それが突然Epic独占となるのは手間です。それにもしオンラインプレイがあるゲームだと、SteamとEpic間で一緒にプレイできない事になる可能性もあります。なおDivisionなんかはUPlayを噛ますのでこの心配はありません。

 選択肢が増えるのは良いのですが、選択肢が縛られるのはちょっと困りますよね。なので独占って言われると、ちょっとなぁ・・・。と思っちゃうわけです。しかしそれで過去作のレビューを荒らす位怒り散らすのはどうなんでしょう。

ここからが今回言いたかった事

ゲーマーが折れよう

 と言いたい。

我々は消費者ですが、高圧的なクレーマーお客様のように、「お前らのゲームをプレイしてやってるんだ!」って態度でゲームやってるわけじゃないんですよ(ね?)。

こんなゲームが作りたい!とプロジェクトが立ち上がり、ゲームを作りたい人たちが集まって日夜開発に勤しんでるわけです。

我々はサービスを受けています。開発者が作ってくれたゲームで遊ばせてもらっています。新しく出た面白そうなゲームを遊ぶために、我々はお金を払います。楽しいことにお金を払うのは現代では当たり前の感覚だと思います。

ゲームって二人称なんですよね。視点の話ではなく。開発者が作ったゲームを我々が遊ぶんです。「これなら楽しんでもらえるだろう」と考えた開発者とそれに応えて感想を書いたりフィードバックを送ったりするプレイヤーの二者です。別に必ずしもフォーラムに要望を書くことがフィードバックではなく、ゲーマーのコミュニティで「このゲーム面白いよ!」と口コミを広げることでプレイヤーが増えると、売上を増やすという形でそのゲームへフィードバックが出来ます。

そんなふうに日常に楽しさを提供してくれるゲーム開発者たちに、EpicGamesを使うことで更に大きい見返りがあるのなら、我々は受け入れても良いのではないでしょうか。そういった開発とプレイヤーの相互作用は大事にすべきで、我々は面白いゲームを作ってくれる開発がより大きな見返りを受けられる選択肢を選ぶ事でフィードバックが出来るんですよ。

確かに不便です。できればSteamかEpicか選べるようにしてくれると有り難いです。サービスを受ける側でもありますが、サービスを選ぶ事は消費者にとって当然の行動です。なのでそれが気に食わないのなら選ばなくても済むんですが、怒ってレビュー荒らししてるような人でも、結局は1年待たずにEpicで買うんでしょうね。それで良いんですよ。気持ちの問題で結局はその選択肢を選んでるので、それで開発がより潤うからと考えて納得できないものですかね。それくらいなら適応しましょうよ。

 

以上最近のEpic時限専売に関する持論でした。