<Destiny 2>ナインの正体
ナインの正体が判明!
ナインとは何者なのか。このトピックはDestiny史上かなり大きな謎として多くのガーディアンを混乱させました。どこかに毎週訪れるシュールにガーディアンは狂喜乱舞し、奇妙なコインで買ったコインの3を重ねゲートロードを何体も倒したことでしょう。
ある時はPvPを主催しガーディアンを戦わせ、試練を乗り越えたものには強力な装備を恵んだのです。
そのナインについて私は調べました。独り言をぶつくさ発するシュールに、問いかけるように話す使者の神秘的な雰囲気に私は惹かれ、その正体を明かそうと数々の伝承をあさりましたが、ヒントはほとんど得られませんでした。
ある時マラセンナの伝承に世界中のガーディアンは驚愕しました。それはアウォークンの発祥を記す伝承なのですが、そこには植民船ヤン・リーウェイの乗組員40900人がディストリビュータリーに流れ着いた時、その人数は40891人だったと書かれています。9人足りないのです。多くのガーディアンは「これはナインの誕生を示唆している」と考えました。私もそう考えていた1人です。
しかしダストを読む限り、それはブラフであったことが分かります。その足りない9人が何か別の世界に流れ着き、その後ナインとなったのでは無かったのです。
天誅のフィールドに散らばっている伝承<ダスト>を集めるとその詳細が細かく書かれており、遂にナインの正体が判明するに至ったわけです。
経緯
クリプトアーキの1人であるラビニア・ガルシア・ウムル・タウィルがその正体を知るに至りました。
ラビニアはシュールの話を聞きナインを調べることを決心します。
準惑星であるケレス周辺にあったコキュートスと呼ばれる衛星の中にあるA113というゲートから、時折有機体が放出されるという奇妙な事象が起こっていました。その有機体は生物のようで、口や胃のような器官が見られましたがすぐに死亡します。かつてはクロタがそのゲートを異世界とのポータルとして利用したことがありました。その事象はクロタの死後起こるようになります。
7. 時刻690:29:54、ゲートがチューブ状の有機体を放出。有機体は収縮と拡張により、90秒間に渡ってゲートチャンバーを移動した後に息絶えた。遠隔解剖の結果によると、2メートルの体には豊富なエネルギーを含む炭水化物流体で満たされた脊椎腔が存在した。有機体の収縮運動によりこの流体が毛細血管網へと流れ、単純細胞が炭水化物をエネルギーに異化し、さらなる収縮のためのエネルギーを生み出している。熱と老廃物の蓄積によって代謝に必要な酵素が急速に変性し、有機体は死んだ。自己修復や繁殖の手段は存在していない。
ラビニアはナインの情報を知ろうとした罪でリーフに追われながら、そのゲートA113に逃げ込みました。ナインにつながると信じて。
そこでラビニアはナインに会うことに成功します。ナインは自らの起源を語り、ラビニアもそれを理解したようです。
余談ですが、伝承の中でA113は何の意味も持たない数字だと書かれます。ご存知のかたも要るかと思いますが、このA113という数字はアメリカのある大学出身のアニメーターの中で使われるジョークだそうです。その大学内にある部屋の番号らしいですが、そこはクロタに捕らわれていたんですね~(?)
ナインの正体
ナインとは、ダークマターの塵が引力により環を形成した結果生じた意識です。
正直私もよく分かりませんがこう解釈されました。ナインは有機体の生物ではありません。形がないものです。
ダークマターとはこの宇宙の大半を占めていると思われている物質です。理論的にその存在が予想されていますが、現在の技術では観測することが不可能なのでダークマター、暗黒物質と呼ばれています。
もともと宇宙に存在していたこの暗黒物質は、星が出来た時その引力によって環を形成します。これがナインの起源となるものだそうです。
その後生命が誕生すると、その生命が環の流動に影響を起こし、その結果ナインに意識(自我)が芽生えました。
私の解釈によるとこうです。
星の引力によって出来た塵の環(ループ)は、土星のリングのようにまっすぐ綺麗に繋がっています。このループは始まりと終わりの道筋が一つ繋がっているだけなので、そこにある意識は一方向にしか作用しないのです。しかし時が経って生命が生まれると、その生命によって質量が変化し、塵の環が複雑化します。万有引力の法則があり、我々人間も、鹿も、犬もすべての物質には質量があり、そこに微弱ながら引力が生まれます。つまりダークマターは我々の中にも有るのです。そしてその生命の引力がダークマターの塵の流れに影響を起こし、純粋なループ意外の形が生まれます。それは思考が増えることを意味します。それがナインの意識、思考であり、その思考こそがナインです。そしてナインはその事を理解しています。つまりナインは生命によって意識が存在しているので、ナインは生命が無くなれば消えてしまいます。なのでナインは生命を守る必要があり、基本的に人類の味方です。
塵が混ざりあった ナインが変わった
シュールの発言
ナインの正体2
私の理解力では読み解くことが難しく、自分の言葉であまり説明が出来ません。しかし海外のDestinypediaで結論だけ読んだ上で、その結論に至るように解釈しようと試みた結果をここに書こうと思います。
ナイン(9)は言うまでもなく数字です。これについては面白い考え方ができます。なぜ9ピッタリなのかについては、Bungie独自のオマージュであるという指摘があったりしますが、恐らくDestinyの世界感上は重要な理由はなさそうです。
塵が集まりナインが生じたのは惑星で、生命の誕生によって意識が生まれました。質量が多い所に塵が集まりループを形成したからです。つまりナインは惑星の中にいる、あるいは惑星そのものとも言えます。そして太陽系の主要な天体を質量順に並べてみます。
見事にマッチします。10位は木星の衛星ガニメデらしいです。太陽系の軸である太陽を除いた2~9はすべて惑星で、それ以降は準惑星か太陽系外縁天体になります。
お分かりでしょうか。ナインの正体は太陽系の主要惑星です。つまり地球もまたナインの1人で、火星もそうなのです。太陽意外が全て惑星なので、かつて惑星から外されてしまった冥王星を含めるという意見もあります。
シュールは顔を上げた。人間のような好奇心を察知したが、異星人の姿形をしたものが、人間に似せて作られただけのようにも思え、今にも本性を現しそうだった。
「惑星か」とそれは言った。「私の行動は大抵それらの配置によって決まる」
またナインにはそれぞれの人格があります。それはナインの試練でもらえる装備の伝承で分かります。それぞれの発言は異なる記号で区切られており、あるナインは同情的だったり、あるナインは高圧的だったりします。
ナインの行動理念
ナインは生命を守らねば消えてしまいます。ナインに形はなく、それはただの思考で、とても儚い存在です。ナインは自らを存続させるために、人間が済む物質界に生まれる必要があると考えました。ナイン(9)のうちの5は、その考えに従い、生を受けようと試みます。そこでナインは太陽系に現れた現実の捕食者アハンカーラの力を利用できると考えます。アハンカーラの願いの力を使い物質界に受肉しようと試みました。しかしヴァンガードの偉大なる狩りによってアハンカーラが絶滅するとこの試みは失敗します。
そしてナインは生前のクロタが異世界とのポータルとして利用したゲートに着目し、それを使って物質界に身体を作ろうとします。それがコキュートスのA113で起こっていることです。あの有機体はナインが物質界に生を得るための体であると考えられます。しかしこれもまたうまくいかず、肉体はすぐに死んでしまいました。
次にナインが目をつけたのはトラベラーです。ガーディアンが現れて以降、ゴーストという新たな生命を作り、死んだものを兵士として蘇らせた光に着目します。ナインの受肉に利用できないかと考え研究しようとしますが、ナインは思考なので物質界に物理的に干渉することが出来ませんでした。そこでナインのエージェント、シュールと使者が登場します。彼ら、少なくとも使者はもともと人間(ガーディアン)で、ナインの言葉を聞きそれを伝えるという形で物質世界に干渉する事が出来るようになりました。
そしてシュールと使者を有するグループが光に関する実験を行います。それこそがナインの試練、そして天誅です。
天誅のラウンド開始時、使者のセリフにヒントがあります。
それとナインの招待でのこの会話。「私達もこの空間から抜け出すことは出来る」とナインが語ります。これはつまりナインがこの空間に居るということを示唆しています。この場所は試練、天誅両方で訪れます。ガーディアンへの接触をするためにわざわざシュールと使者を作る必要があった点を見るに、直接的にナインが物質界に干渉できないのは分かります。しかし声が聞こえ、この空間に居ると分かったところで、ガーディアンによる試練、天誅を直接的に観察することが出来るのでは無いかと言えます。
ちなみにこの空間は放浪者がナインに与えられた<アーティファクト>の中にある、またはポータルのようになっている<アーティファクト>を抜けた先にあります。
ガウルの侵攻を手引きした
それはレッドリージョンがシティに攻めた時のこと。ガーディアンの皆さんは不思議に思いませんでしたか?
なぜあんなに簡単にシティが攻め込まれたのか。
なぜ衛星からの応答が無く、ウォーマインドの防衛が無かったのか。
その答えがここに書かれています。あるナインは、ガウルが光を奪う方法を見るために、監視衛星を停止させたと言います。理由は上記にも書いたとおり、光を用いて自らの存在を確固たるものにするためです。ナインは生命の存在がないと意識を保てないからです。
その結果があの惨劇です。私達のタワーはめちゃくちゃにされ、TR3-VRが暴走する地獄のような場所になりました。
最終的にこれを引き起こしたナインは、他のナインに処罰されています。本質的には人類の味方であるのはやはり間違いなさそうです。
使者
Destiny 2から登場する謎めいた存在、使者はすでにその正体を明らかにしています。それは最近全部揃った伝承<脱皮>から読み解くことが出来ます。伝承が揃う以前に放浪者が明かしていましたね。
使者の正体はアウォークンのガーディアン、オリンでした。リーフを脱したあとすぐに死亡しガーディアンとなります。その後ナムキ・センやドレドゲン・ホープことウー・ミン(放浪者)との出会いを経て、ナインを求めヘリオポーズの彼方へと旅に出ました。
そして彼女はナインへたどり着き、オリンでは無い何かになり、使者として活動します。
ラビニアとナシヤ
ラビニアがコキュートスのゲートを抜けた後、ナシヤという人物に出会い助けられます。
オリンはガーディアンになる前アウォークンでした。その時はナサンという名前でした。ナサンはディストリビュータリーで、どこで拾ったのかも分からない銀色のビンを常に持ち歩いていました。
ナサンはディストリビュータリーに流れ着く前、つまりヤン・リーウェイの乗組員だったころはナシヤという名前でした。
どういうことでしょうか。
オリンは使者になる前、スジュール・エイドを殺害した犯人を探していたときにシュールと出会います。その時シュールが持っていた銀色のビンをオリンは拾います。当然オリンはガーディアンになっているので自分がナサンであったことを知りません。しかしこの銀色のビンを広うと幻覚を見たり幻聴を聴いたりするようになります。そして断絶?を果たし、自分の本当の名を思い出します。使者になるのはその後です。
この未知の空間にナシヤが居ることはどう考えてもおかしいのです。
何故ならナシヤはディストリビュータリーに流れ着く前の人間だからです。
ナサンはディストリビュータリーで常に銀色のビンを持ち歩いていました
シュールが持ち出した銀色のビンも恐らく同じものです
この『ダスト』で起こった出来事は文脈上ガウルの一件が言及されているので、かなり最近の出来事です。なので 時系列的に使者はすでに存在している可能性がかなり高い。
というかそもそもディストリビュータリーに流れ着く前となると何百年も前のはず
使者がすでに存在していてながら、使者の原初の姿であるナサン居るはずがないんですよ。
40891人を思い出してください。直感的に、何か関係がありそうな気がしませんか?私は関係があるのではないかと直感がそう囁いています。しかし今の時点では説明不能です。たまたま出会ったはずのシュールが銀色のビンを持っていたこと。最初からそうなるべくしてなったような気がするんですよね。何か分かったら更新しようと思います
ちなみにこの『ダスト』が拾えるのは天誅で訪れる『未知の空間』です。伝承は必ずその場所で拾える理由があります。夢見る都市各地に落ちている声を発するアハンカーラの骨。固まった思考の結晶。謁見の際に受信する不都合な真実。
伝承の中でその後が描かれていない以上、ラビニアとナシヤがいる空間と、天誅で訪れる空間が同一である可能性もあります。
最後に
これまでに3人が見出した お前は4人目になるのか?
天誅のラウンド2直前の使者の発言
- シュール
- オリン
- ナシヤ
- ガーディアン
なのか?