ゲームについていろいろ考えるとこ

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<Destiny 2> 不死のシーズン、救済者。現時点で分かったことのまとめと、ちょっとだけ考察

レイド解禁後出来ることが増えると思われるので、そこで新たな情報があればこの記事に追記しようと思います。ネタバレを含むのでクリア者向けです。

 

※2019/10/08 ソル・ディバイシブについて追記

救済者

なんと言っても現時点で最重要なのはコイツです。原文ではSalvation(サルベイション)と名乗っていて、意味は同じなようです。

大崩壊を起こした張本人で、ガーディアンと同じ姿で現れます。「我々」と語ることから複数いると考えられるのですが、その時点では一人のみ。姿がガーディアンの生き写しのようだったので、その場にいる人に対応して増えていくのでは無いかとも考えられます。遭遇したのはブラック・ガーデンのような場所で、背景にはいくつものピラミッドが確認できます。この場所ですが、ピラミッドの中でアーティファクトを拾った際にこの映像が始まります。実際にその場所に転送されたのか、ビジョンを見ていたのかは分かりません。

 

ピラミッド

何故か月に隠されていた大崩壊の元凶。亡霊を出現させガーディアンの恐怖を具現化させました。このせいでエリスの友達がいっぱい訪問していましたね。これが暗黒の力だと思われます。ピラミッドに近づくとゴーストはなにかに取り憑かれたようになります。ガーディアンに直接取り憑かなかったのが気になるところ。ピラミッドの最も気になる点は、驚くほどヒューマノイド向けの設計が成されている点です。中には丁度いいサイズの廊下が在るし、二本足前提の階段があり、更には花瓶のようなものまで・・・。まるで人間が使うことが想定されていたかのような。救済者たちがこの船に乗船する事が想定されているのでしょうか。それはともかく最奥の像はベールをかぶったヒューマノイドでした。

僕が前々から主張している、ベックスはピラミッドの被造物であるという読みは、ピラミッドがまさに船に過ぎなかったという点でハズレてしまいましたが、それを統べる存在によって作られた可能性がまだ残っています。恐らくトレーラーで言われていた「ガーデンに宿る生命の問いかけ」というセリフは、恐らく救済者の事を言っているのではないかと思います。この辺は救済の庭園の中身とそのさきのコンテンツで分かるんじゃないでしょうか。楽しみです。

なぜ月に、という疑問ですが、大崩壊の後休止したトラベラーを監視するためにそこに置いたという可能性があります。または機能停止して墜落したかの何れかでしょうか。

批評理論的にアプローチするのも面白いと思います。物語の中で月は死の象徴として描かれるという表現法(?)があります。民俗学的に月が恐れの対象であったというような理由だったと思いますが、多くの作品がこの手法を使います。ピラミッド以前にシティでは月にハイヴがいると恐れられていましたし。

 

エリスとイコラが月でも酸素マスクをしていない

これヤバくないですか?月に大気が無いことは誰でも分かると思います。月の基地、サンクチュアリは地下の施設なんかではなく表面に造られています。エリスとイコラはどうやって呼吸をしているのでしょう。彼女らが呼吸をしているか、黄金時代の魔テクノロジーによって月にも大気が造られたかのどちらかでしょう!

冗談は置いておいて、この情報は割と重要かもしれません。月に大気があるとは考えにくいので、やはり二人が呼吸している、または空気を必要としていないと考えるのが自然なわけです。大崩壊前と思われる月基地の伝承がありますが、スーツがどうのこうの出てくるので流石に後者でしょう。エリスはヘルマウスヘの降下によって身体が変化しています。ゴーストを失い、アコライトの目を宿してしまいました。ハイヴは生身で表面に出ているので、彼らは呼吸の必要が無いのでしょう。なのでそれを意識すれば、エリスもハイヴ同様呼吸する必要が無いと思われるのです。しかしイコラはどうでしょうか。そもそもエリスもガーディアンです。つまりこれはガーディアンが生理学上呼吸をする必要が無いことを明示しているのです。ガーディアンは因果関係を越えていると言いますし、やはり人間とは全く別の生き物です。死んでも生き返れるどころか、普通に生きている状態ですら人間とかけ離れた生体を持っていたわけです。

 

ガーディアンは既に暗黒の力を有している

今回分かった事ではありませんが、前々から気になっているのでまとめてみます。知っておくとよいかも。

ギャンビットによって闇の力が集められている事が分かっていますが、もっと大きなレベルの力も既にその内に秘められています。

まず前提を

ギャンビットの闇のかけら

ガーディアンはこの闇のかけらを集め貯蔵機にセットしています。この貯蔵機と同じ形をしたものに合成素材をセットし、天誅を完了することで追加の効果を持ったアーマーが出来上がります。この時点で、アーマーは闇の力を有しています。

来る戦いには光だけでは勝てない ー放浪者の発言

放浪者はピラミッドの存在とその襲来を知っている

そもそもナインが放浪者にアーティファクトを与え、闇の力を提供している

ナインが放浪者経由で闇の力をガーディアンに与えている?

ナインはピラミッドの存在とその襲来を知っている(放浪者にそのビジョンを見せた)

ここまでは作中でも言及されていましたが、以下はちょっと分かりにくい

 

主人公はリベン、アハンカーラに寄生されている

アハンカーラが持つ現実変換効果が、ハイヴの虫が持つものと極めて似ている。

アハンカーラは大崩壊後、つまりピラミッドの襲来後太陽系に姿を現した。

救済者が持つ相手の姿を真似る力と、アハンカーラが持つ相手の期待した姿になるという力は似ている。

アハンカーラは暗黒由来の存在である可能性がある。

アハンカーラは「ああ、我が◯◯」という構文を使い従属関係を明示する。不都合な真実より)

無数の声のテキスト「ああ、我が殺し手よ」主人公はアハンカーラを殺したという従属関係の元寄生されている。

アハンカーラは理想と現実の差を糧にする。ガーディアンが強い欲望を抱けばそれだけ力(暗黒)が強大になる。

アハンカーラの骨は囁く。ハイヴの骨も囁く。

砕かれた玉座の時点でリベンは死んでいるはずだがリベンの声が聞こえる。骨(無数の声)が囁いている?

ハイヴの骨を身に着けたレジルは囁きによって堕落しドレドゲン・ヨルとなる。無数の声の存在はガーディアンがアハンカーラに寄生されている事を示している。

「彼女の言葉に惑わされなくてよかった」ー最後の願いでのテクナウィッチの発言

「壁が話しかけてきても無視してください」ー砕かれた玉座でのテクナウィッチの発言

↑寄生の事実を悟られたくない?

アウォークンはピラミッドの存在とその襲来を知っている(ナイン経由?)

その中でアハンカーラ討伐任務を編成したのはガーディアンが闇の力を暗に得るように仕向けた?

 

これらに加え、ドレドゲン側とヴァンガード側の間に対立構造が生じています。恐らくナインによってもたらされたピラミッドに関する情報が各地に伝わり、各々がそれに備えているという構図です。ヴァンガードが放浪者を放置しているのもこの現状を認識しているからと考えるのが自然です。なぜ隠す必要があるのかというと、やはり人々の暗黒への憎悪を懸念してのことでしょう。シンも闇の力はそれ自体邪悪なものでもないといった趣旨のことを言っていましたし、使えるもんなら使ってやりたいが、光に執着してる人々に急にそれを告げると混乱を招くことになるでしょう。このゲーム、なんだかとんでもないことになってます。

 

一部いつもと違う書き方をしたので見づらかったらすみません。今後新たな情報があればその内容によってはここに追記することにします。

 

以下追記分

ガーデンとソル・ディバイシブ

レイドが解禁され月の状況が進歩しました。月には巨大なベックスゲートがあり、そこからソル・ディバイシブが現れ侵攻を始めます。ヴァンガードによればガーデンにいるアンダイイング・マインドが復活したことで、ソル・ディバイシブが活動再開したとのこと。

ソル・ディバイシブはD1でブラック・ガーデンに入った際にいたベックスの種類です。草で覆われているのが特徴。中心部にいた巨大なミノタウロス3体を倒した後、恐らくこのアンダイイング・マインドが確認されている限りではソル・ディバイシブの最高位でしょう。ストライク作戦によって撃破しますが、名の通り蘇ったあと、ソル・ディバイシブが動き出します。ベックスの種類はそれぞれ目的が異なります。ソル・ディバイシブの目的は明言されていませんが、ブラック・ガーデンの管理だと考えられます。最初は守護だと思ったのですが、普通に外部に出てきてるので守護だけが目的では無さそう。アンダイイング・マインドの出現はピラミッドの案件に端を発しています。ピラミッドの中に入りガーデンのビジョン?を見て、救済者が人類に救済宣言をした後でした。隠されたピラミッドとベックスゲートという状態。ナイトメアが出現している状況に、救済者の意思表示とアンダイイングマインド復活のタイミング。関係無いわけが無い。

伝承の「相」という項目ではプラエディス(確かガラスの間で死んでいたガーディアン)によってガーデンの詳細が書かれています。それによると詳細は不明ながら内部ではベックスとガーデンによる循環が行われているようで、察するにベックスがガーデンに身を捧げることで新たなベックスを作るというような相互関係があるのでは無いでしょうか。ガーデンそのものに何らかの存在が宿っていて、その存在とベックスとの間の相互関係なのでしょう。その存在こそが救済者という可能性はあると思います。

であればもしかすると救済者は外界に接触する事が出来ないために、ベックスを使って間接的に影響力を行使しているのかも。リベンが都市から出られなかったように、救済者もガーデンから出られず宿りの力を使って外に働きかけたように。またナインがシュールと使者を使うように。リベンと同じく、ガーディアンをわざわざピラミッドに招き入れたのです。そうしなければ接触できなかった可能性はあります。

そう仮定すると、異世界で別の時間が流れているブラック・ガーデンに暗黒の存在がいるという点で、あの場所は深遠である可能性が少し出てきます。プラエディスもブラック・ガーデンに光は届かないと言っています。光が届かないほど深い(深遠)空間なのでしょうか。ヒントになるかは分かりませんが、空には巨大なガス惑星と連星が見えます。