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<Destiny 2>ケンターチ3、闇のガーディアン?謎のファイアチームのガーデン探検記<考察>

面白そうなのでまとめます。

 月レイドで手に入るアーマー、ケンターチ3シリーズの伝承を読んだ人いますでしょうか。全容が分かりにくいのですが、なかなか興味深い話だったのでこちらでまとめておきます。相変わらずややこしい字面なので、私がどれくらい正確に内容を読み解けているのか分かりませんが、とりあえずやってみます。

 

ケンターチ3のファイアチーム

ある理由でブラック・ガーデンを探索していたファイチームの名称?です。ケンターチ3は、タイタンのヤーダーム4、ウォーロックのレッカナ、ハンターのリスボン13の3名で構成されています。彼らはサークルと呼ばれる何かの予言に従い、ブラック・ガーデンを探索していました。何を探していたのかは分かりませんが、ベックスが崇拝している何かに関する調査であるとか、ベックスの兵器の調査であると思われます。

 

神性の伝承

彼らの立場は神性の伝承を読めば概ね分かります。神性はケンターチ3のメンバーが持っていた武器でした。この伝承によれば以下の事が分かります。

・「高位啓示者」なる存在

ヴァンガードに追跡されている

「夢幻のサークル」の予言に基づいて動いている

・「木」に秘密が隠されている

・「クリプトクロン」という個人あるいは組織名

・ブラック・ガーデンへの堕落(ケンターチが?)

オシリスと繋がりがある?

 武器の伝承

 防具に行く前に、レイド武器のフレーバーテキストからもヒントを得られます。

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これは我々のために作られたものではない。だが我々が手に入れる運命だった ー聖なる起源

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結末は分かっているはずだ ー破滅の予言者

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私はあまりにも多くのものを見てきた。他の者がこの重責を担う必要はない ー全知の瞳

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終わりを知ることは、終わりが到来を望むのとは異なる ー無謀な託宣

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与えられたものを使ったらどうだ? ー狂信者の報酬

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この力は永遠に存在している。だが我々に話しかけてくるのはそのうちの1つだけだ ー古の福音

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こうなる前に阻止すべきだった。今更矢を射ようと、ただの罪滅ぼしにしかならない ー未払いの返済

かなり長くなってしまい恐縮ですが、これらのテキストの文面と武器の名称は結びついてますね。例えばリスボン13はあまりにも多くの者を見たというから全知の瞳であり、永遠に存在する力について言及したものには古の福音とあります。これらを見てみると、ケンターチ3は何か大きな力に出会ったと推測できます。これらを踏まえて、防具に書かれているストーリーをそれぞれまとめてみます。

 

ケンターチ3のスーツ

長いので私の言葉でまとめます。

 ケンターチ3のメンバー、レッカナ、ヤーダーム4、リスボン13の3人は、夢幻のサークルの夢に従ってブラック・ガーデンを探索し、木の秘密について調査をしていました。ある洞窟を訪れると、そこで今までとは違うベックスを発見します。(形状ではなく恐らくいつもと違う防衛携帯で動いていたと思われる。鎖や通信機と言っていたので多分レイド内のアレ)レッカナをのぞく二人は洞窟の中で見知らぬ声を聞き警戒します。その後3人で警戒していると、再びその声が鳴り響き、レッカナも含め全員がその声を聞くことになります。3人は警戒のためゴーストにスキャンを命じますが、ゴーストは3体とも光を失い落下してしまいました。この後少し時間が飛んで、以下の文面に続きます。

「俺たちはこんなことのためにここまで来たわけじゃない」リスボン13は納得した様子で言った。

「当然だ。こんなこと誰が予想できる?」レッカナはすぐに口を挟んだ。「でもこうなってしまった以上、当初の任務の内容に何の意味がある? こちらのほうがはるかに重要だ」

~中略

リスボン13はレッカナを見ながら、彼女が理解を示し、感覚を取り戻してくれることを願った。「だがこの――俺たちに与えられた力は――間違った側からもたらされたものだ

 ケンターチ3の伝承はそれぞれが全て同じ場面を描いていますが、クラスによって視点が異なります。微妙に違いますので各自読んでみてください。3人は恐らく声に導かれるうちに未知の力を有することになりました。その後の展開が以下です。

リスボン13がケンターチ3を離反し、ヤーダーム4とレッカナを攻撃します。この経緯は書かれていませんが、少なくとも前者の二人はガーデンを脱出しようとし、リスボンはそれを阻止する形で行動していました。

「こんなはずじゃなかった」とレッカナは困惑した様子で言った。

「まだ終わっていない。勝ち目はある」レッカナは納得していない様子だった。ヤーダーム4は方針を変えた。「いいか、リスボンはためらっている。新しい力を使うのを恐れているんだ。だから真正面からぶつかる。数も力も、有利なのはこちらだ」

「ダメだ」

「ダメ?」

リスボンは恐れていない。彼は怒り、追い込まれ、裏切られたと感じている」とレッカナは言った。彼女の目には光が戻り、新たな奇襲を警戒して辺りを見回している。

「裏切られた?」馬鹿げた話だ。「裏切ったのはあいつだ!」

「そうだ。ただ彼はもう私たちのことを友人だとは認識していない」

ー誘惑の紋章

「俺たちがゲート目指していることは知っているはずだ。では次はどうするか? 先回りして邪魔をしてくるか? それともこちらが見ていない隙を狙って背後から撃ってくるか?」

レッカナは2人の男のことを考えた。彼女が知るかつてのリスボン13、そしてあの輝く目の奥のどこかに今も存在しているもう1人の男。

ー誘惑のバンド

 リスボン13が突然ケンターチ3と敵対したわけです。

 

考察

 これらを踏まえて考えてみます。夢幻のサークルが何なのかについて、今の所それにまつわる情報を知りません。しかし夢とか予言とか言っているので、多分ベックステクノロジーとかアウォークン関係のものなのかもしれません。少なくともシティとは敵対していて、ヴァンガードに追われているとあるので背教者の一派だと考えられます。神性の伝承に以下の文面があります。

 「オシリスが予想した通り、バンガードに存在を気づかれた」

 オシリスと繋がりがあるようです。そしてベックス関係の調査をしているとなると、オシリスの対ベックス活動の一貫で行動しているオシリスの仲間である可能性があります。そうであるなら、根っからの悪党では無いのかもしれません。そしてブラック・ガーデンを探索中、ベックスが守っていた場所を見つけ、洞窟の奥に入りました。そして3人は新しい力を手に入れました。この力が何かについては推測するしかありませんが、武器のテキストでは永遠に存在する力を手にしたと読み取れます。これにより上記のリスボン13の離反へと繋がります。

私は当初、リスボン13が我を失ったと解釈したのですが、じっくり読んで武器の伝承と照らし合わせてみると違いました。

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 これに加え

「いいか、リスボンはためらっている。新しい力を使うのを恐れているんだ。だから真正面からぶつかる。数も力も、有利なのはこちらだ」

ー誘惑の紋章

 これ逆ですね。新しい力をどうにかして得てしまった時、リスボンだけがその力に染まるのを拒否したのです。この力を得て持ち帰ろうとしたレッカナとヤーダーム4を、リスボン13が止めようとしたのでしょう。

救済者がガーデンに存在していることが分かり、ベックスと暗黒の繋がりが深いことが分かった今、この未知の力を暗黒の力と捉えることは容易です。ゴーストが光を失ったのも、代わりにガーディアンが暗黒の影響を受けてしまい、光ではなく暗黒の力を得てしまったからなのだろうと。事実、Destiny3のリーク情報か何かで暗黒のガーディアンの存在が噂されています。この第一人者がレッカナとヤーダーム4になるわけです。これらの伝承は最終的にリスボンの離反とヤーダームとレッカナが出口を目指していると語られ終わります。3名の消息は不明で、生存しているかどうかも怪しいのですが、これから始まる暗黒との戦いの布石を打った形ですね。 我々もいずれ、その力を得ることになるのでしょうか。あるいは既に・・・。

 

余談ですが、このケンターチ3のアーマーのデザインは、過去のシーズンでエバーバースから販売されていたシリーズ「オメガ・メカノス」と酷似しています。これらの防具をケンターチ3が纏い、長い間ガーデンに滞在したことで変じたのでしょうか。予算削減とか言ったらそれまでなんですが、こういうつながりも面白いですね。