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<ANTHEオープン体験版>全ジャベリンで遊んでみて<感想>

オープン体験版では全ジャベリンが解放され、もっと遊べるようになってました。各ジャベリン一通り使ってみて、再びそれぞれのジャベリンの印象を書いてみます。

その前にコンボシステムについて私が理解している範囲で解説します。まず、コンボは簡単に言うと「特定の種類の攻撃を受けている敵に、コンボを誘発する攻撃を行う」ことで発生するようです。基本的には属性の状態異常がコンボの前提となります。コロッサスの火炎放射器、ストームのフロストシャードがこれに該当します。これによって敵は状態異常を被り、頭の上に灰色の属性を示すアイコンが現れます。そのアイコンが出ている敵に、コンボを引き起こす攻撃を行うことでコンボが発生するのです。コンボを最終的に引き起こす事が出来るギアには、説明欄にコンボを発生させるということが表記されています。コンボが出るとダメージが上がり、効率的に敵を処理できます。このコンボシステムがあるからこそ、協力が重要になってきます。

 

 

 レンジャー

マルチロールでなんでもこなせる。体験版では微妙だったが、MODスロットが増えたらおそらく本領を発揮する。例えばシールドを強くして、前線での生存率を上げるロードアウト。シールドは自己回復するという仕様上、一撃離脱戦法に向きます。積極的に敵に接近し、例えばショットガン等の近距離高火力を持って敵の数を減らします。

他に考えられるのはクールダウンを短くしてグレネードと支援ギアの回転率を上げ、味方のサポートに徹するビルド。コンボを意識した立ち回りです。この場合グレネードで状態異常を引き起こし、味方がコンボを出せる状況を作ります。

特殊スキルの殲滅力も魅力的です。飛行しながらも使えます。

 

コロッサス

硬い。とても硬いが、シールドを構えていても一人では何も出来ず、すぐにダウンしてしまう。シールドを構えているときはほとんど攻撃できないので、その間に味方に敵の数を減らしてもらわないと厳しい。意外にもパーティ志向のジャベリンだと思います。MODスロットが増えると、より耐久面を高めることも出来るかもしれません。

オープン体験版では、火炎放射器とライトニングコイルの組み合わせが猛威をふるいました。このロードアウトでは、火炎放射器によって、敵をコンボを受ける状態にし、ライトニングコイルでコンボを引き起こすということになります。コンボシステムを意識すると中々重要なジャベリンといえます。コロッサスは火炎放射器や酸鉄砲で、広範囲にコンボの前提となる状態異常を振りまくことが得意です。つまり、味方がコンボを出せるように仕向ける立ち回りが出来ます。また、爆発系のギアも多く、コロッサス自身にもコンボを発生させることも可能です。

パーティでは、味方を戦場に対して優位になるような状況を作り出す事が意識されそうです。つまりクラウドコントロールを行うということでしょう。集団戦ではヘイトを引き受け味方が安全に攻撃できるようにする。または範囲攻撃をばらまくことでコンボに貢献する。これはコンボを仕向けるのと引き起こすのと、両方で機能できそうです。味方とロードアウトの整合性を取る必要があります。

 

ストーム

CCの化物。本体の耐久力は非常に脆いので、シールドがある状況でなければほとんど行動出来ない。シールドはホバリングすると強化され、そこそこな硬さになる。基本的には岩陰などに隠れ、攻撃するときは飛び出して一通りギアをぶつけて安全な場所に変える、という戦法が良さそうです。コンボを仕向ける能力はピカイチで、高頻度、または広範囲に状態異常を引き起こせます。そういった意味から、ストームもコロッサス同様、クラウドコントロールとして機能します。例えばフロストシャード(うろ覚え)というスキルは、頻繁に氷の状態異常を撃てます。ストロングホールドにも出てきた、エンフォーサーと呼ばれる巨大な重装備の敵は基本的に処理が難しいですが、ストームのフロストシャードを用いれば、すぐに凍らせることが出来、その間にスナイパーライフルで狙撃するか、自身でギアを使いコンボを起こすか等して即処理できます。また特殊スキルでは単独でコンボを引き起こせます。範囲も広く敵集団を一掃できます。

 

インターセプター

高機動高火力の卑劣ニンジャ。単体火力が非常に高く、戦場ではアサシンとして機能します。他のジャベリンが戦場で流れを作っている中、機動力を活かして着実に敵の数を減らします。酸を扱えるギアが多いようで、敵の装甲系に対し真価を発揮します。例えば先程も出てきたエンフォーサー。アレは非常に装甲が硬いので、酸の手裏剣を放ち弱体化した上で、急接近して切り込むのがいいでしょう。しかしこちらも脆いので、レンジャーかコロッサスがヘイトを取っている時でないとあまり安心して行動できません。特殊スキルは無敵になって近接お化けと化します。このときの火力は中々のもので、エンフォーサーもあっさり倒せます。基本的にはコンボを引き起こす立ち回りでしょう。コンボ受動状態の敵に強襲し確実に倒します。おそらくゲーム設計的には、エンフォーサーのような硬めの敵を積極的に狙えるようになっているのでしょう。体験版の中では、ストロングホールドの道中ではある程度活躍できるものの、ボス戦ではあまり目立たない印象です。

ロードアウトは悩みどころです。基本的に脆いので、耐久を伸ばすよりは、放熱板等で飛行しやすくするなどし、機動力を伸ばした方が活躍できるでしょう。またクールダウンを短くし、ギアを頻繁に使えるようにするのもいいでしょう。

 

まとめ

このようにANTHEMは、4人のパーティメンバーの行動が相互作用し、パーティ全体で高難易度のコンテンツに挑む事になります。その相互作用の根幹にはコンボシステムがあり、如何にコンボを効率的に発生させるか、というのがチームプレイの基本となりそうです。楽しみですね